債務整理のキホン

債務整理のメリットとデメリットを比較する

借金に苦しんでいる人にとって債務整理というのは、すべての苦しみから解放される最高の手段に思えるかもしれません。しかし、この手続きをすることによって生じるデメリットもありますので、しっかりとメリットとデメリットの両方を比較して、ベストとなる借金の解決方法は何かを考える必要があるでしょう。

 

債務整理のメリット

債務整理の利点となるのは、なんといっても借金が減額、もしくは帳消しされて支払いが楽になることです。民事再生をする場合でも、借金の額が20パーセント以下になることが多いので、支払期間がかなり縮まりますし、毎月の支払額も減ることになります。いつ終わるか分からない果てしない返済の苦しみから解放されるというのは、大きな利点と言えるでしょう。

 

もちろん、どの方法で整理を行うかによっても、その度合いが異なります。民事再生や自己破産を採るのであれば、借金がかなり減る、もしくはすべてなくなることになりますが、任意整理の場合は交渉の結果によってまったく減額分が異なります。

 

債務整理のデメリット

一方で、債務整理をすることによって生まれるデメリットもあります。その一つが、その後融資を受けたりクレジットカードを作ったりすることができなくなるということです。借金の減額が一番少ない任意整理であっても、少なくても5年間は信用情報機関のブラックリストに載ってしまい、クレジットカードの作成や消費者金融の利用などができなくなってしまいます。

 

また、社会的な信用が落ちるというのもデメリットの一つでしょう。今までできていたことができなくなってしまいますので、いろいろな制約が生まれることになります。特に、自己破産をすると、一部の資格が取得できなくなることもあります。資格保有者として専門業種に就いていた人であれば、その仕事を続けられなくなることもありますので、注意が必要でしょう。

 

このように、大なり小なり、債務整理をすることには、メリットとデメリットの両方があります。どうしても借金の苦しみから抜け出したいという気持ちから焦ってすぐに決めるのではなく、じっくりと債務整理をすることによって、自分の生活やこれからの人生にどんな影響が及ぶのかを考えて決めるようにしましょう。

 

または、冷静に第三者の目から見てくれる、借金や経済のプロに相談してみるのも良いでしょう。法テラスなどの公的な機関でもこうした相談業務を行っていますので、まずは落ちついて考えるためにも、こうしたサービスを利用してみましょう。